ギャラクシーS22シリーズは25日の正式発売に先立ち、21日まで予約を受け付け、22日からこれらの配送・開通手続きが始まった。情報通信技術(ICT)業界の関係者によると、初日だけで30万台以上が開通し、サムスン電子のスマホとして最多となった。予約台数はギャラクシーSシリーズ史上最多を記録しており、販売台数も同じく最多になるとの見方が強い。
ところが、予約した人の中には、製品をまだ受け取れず、開通できない人が少なからずいるようだ。ソウル近郊の仁川市在住の会社員は「22日に開通可能と聞いて、予約受け付けの最終日にギャラクシーS22を予約したが、開通当日にショップ側が『端末機をいつ確保できるか分からない』と言ってきた」と不満を口にした。インターネットのコミュニティーサイトなどでも「きょうも製品が届かない」「いつごろ受け取れるか分からない」といった苦情が聞かれる。
家電量販店などは、ギャラクシーS22シリーズのうち一部モデルの配送がずれ込む可能性があると顧客に案内しているようだ。通信キャリア業界の関係者の話では、特定のモデル、あるいは特定のカラーで製品が足りない。
サムスン電子の需要予測が大きく外れたか、それを知りながら供給量を調整できなかったとみられている。昨年から続く世界的な半導体不足が影響した可能性もある。
サムスン電子の内部では、工場の稼働率を上げて需要に対応する動きがあるようだ。これに関し同社関係者は「発売前の製品であり、状況を見守っているところ」と話すにとどめた。
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