警察は6日、党内選選挙人団登録に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の名義が盗用された事件と関連し、鄭候補の選挙事務所の家宅捜索を試みたが、関係者の抵抗にあい失敗した。鄭候補陣営は7日に記者会見し、家宅捜索は李候補側と連携した親盧勢力の「鄭東泳つぶし」「候補簒奪(さんだつ)の陰謀」だと批判した。また、李候補側の選挙違反疑惑を提議し、李候補側の真相解明・謝罪と検察・警察による捜査着手を求めた。
これに対し孫候補・李候補側は、鄭候補に警察捜査への協力を迫るとともに、選挙人団の代理登録と動員疑惑に対する司法当局の徹底した捜査を求めた。党指導部に対しても党内選挙全般に対する点検を要求している。
党指導部は、国民党内選挙正常化と携帯電話を利用した投開票の開始宣言式の開催など党内選日程の再開を決定したが、孫・李両候補陣営は8日の大邱・慶尚北道合同演説会への不参加を宣言している。今後の選挙日程は不透明となった状態だ。
また国民党内選挙委員会は、統一部の李在禎(イ・ジェジョン)長官、青瓦台(大統領府)の車義煥(チャ・ウィファン)革新管理首席秘書官の名義盗用事件に孫・李候補陣営関係者が関与したとする中間調査結果を最高委員会に報告し、警察に捜査を依頼することを検討している。新党内にまた新たな火種が浮上する見通しだ。
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