キム・グァヌ(本人提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
キム・グァヌ(本人提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国北東部・江原道の高校出身のスキー選手、キム・グァヌが「第103回全国冬季体育大会」のアルペンスキー種目で優勝し、名門のソウル大にも合格する二重の喜びを味わった。

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 キムは23日、同道の竜平リゾートで開催された全国冬季体育大会のアルペンスキーの男子19歳以下スーパー大回転に出場し、47秒54の記録で優勝した。金メダルを手にしたキムは、このほどソウル大体育教育科にも合格し、まさに「最高の2月」を迎えた。

 キムが卒業した高校は全校生徒が60人ほどの小規模校で、同校からソウル大合格者が出たのは4年ぶりだという。

 スキー場で働く両親の影響で幼いころからスキーに親しみ、小学4年生でスキー選手になったが、これまで目立った成績を残せなかった。全国規模の大会での優勝は今回が初めてで、喜びもひとしおだ。キムは「スピードや傾斜を恐れず、自信をもって滑ったことが良い結果につながった」と語る。

 スキーと勉強の両立には苦労した。「リフトに乗っているときも英単語を覚えた」という。

 キムは「スポーツ選手も勉強ができるということを示したかった」とし、「スポーツで養った集中力が勉強に役立ち、勉強で得た知的能力は競技運営や戦略作りの足しになった」と説明した。

 大学進学後は韓国代表を目指す。選手引退後はスポーツ行政の専門家になるのが夢だという。


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