韓国の国家宇宙政策センターが昨年末、全国の満16歳以上69歳以下の1000人を対象に行ったアンケート調査の結果から、韓国人の認識を垣間見ることができる。
調査の結果、10人中9人は宇宙分野が国の発展において重要だと答え、うち83.9%は宇宙開発予算を増やすべきと回答した。
95%は、平素宇宙分野に普通以上の関心を持っていると答えた。その理由は、宇宙が産業発展や国の経済に寄与する(45.2%)が圧倒的に多く、人類の知識拡大に寄与(18.9%)がこれに続いた。
韓国の発展のため喫緊(きっきん)の宇宙政策としては、全地球航法衛星システムなどの衛星開発が必要だという回答(33.6%)が最大で、有人の月探査や月面基地の建設(24.3%)が重要だという意見が後に続いた。将来、宇宙分野のなかで重要性が大きくなる分野としては、宇宙資源の採掘(24.0%)が高く、宇宙観光(11.0%)や宇宙インターネット衛星(13.0%)も10%を超える回答者が重要性を認識していた。
韓国人が頻繁に接する衛星開発分野に対して高い関心を持っており、有人月探査をはじめ月軌道プラットフォームゲートウェイの構築、宇宙資源の採掘など主導権を確保する必要がある分野も、将来的に重要な宇宙政策分野として関心が高まっていることがわかる。
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