超混戦状況で一本化が失敗に...第20代大統領選挙「五里霧中」=韓国(画像提供:wowkorea)
超混戦状況で一本化が失敗に...第20代大統領選挙「五里霧中」=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国において第20代大統領選挙が勝者を全く予測できない五里霧中の状態に陥った。大統領選挙の終盤最大の変化要因と考えられていた野党候補の一本化が双方間の神経戦激化によって失敗に終わった中、「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)大統領選候補と「国民の力」のユン・ソクヨル(尹錫悦)大統領選候補は僅差の接戦を続けている。特に、第20代大統領選挙のカウントダウン体制に入った27日、一部の世論調査で両候補の支持率は同率であるか、1〜2%ポイント前後の格差に過ぎなかった。歴代大統領選挙でも類例を全く見つけることができない大混戦の様相となっている。

尹錫悦候補は27日午後、緊急記者会見で「残念ながら本日午前9時に一本化決裂の通知を最終的に受けた」とし、これまでベールに包まれていた水面下の一本化交渉過程について電撃公開した。一本化破局の責任をアン・チョルス(安哲秀)候補側に回しながら、支持層の結集を狙ったものと解釈される。安哲秀候補はこの日、チョルラナムド(全羅南道)ヨス(麗水)での遊説後、記者たちに対して、「すでに交渉期限終了を明確に宣言した」とし「今朝、尹錫悦候補側から伝えてきた内容は価値がないと結論付けた」と明らかにした。

双方の神経戦は責任を押し付けながら、感情の戦いに飛び火した。糸筋のようにつながってきた「一本化の火種」が消えてしまったことになる。もちろん、尹錫悦候補は「安哲秀候補が時間と場所を決めてくれれば直接訪ねて行く。希望のひもを離さない」として候補者間による談判の余地を残したが、今後の見通しについては不透明だ。特に、28日の投票用紙印刷日を越える場合、一本化の効果が半減されることはもちろん、来月4日と5日には事前投票が実施されるという点を考慮すると、物理的な時間面においても不可能だというのが政界における大半の意見となっている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99