世界陸上連盟は2日(日本時間)ホームページを通じて「ロシアとベラルーシ選手及び関係者は連盟主管の大会への出場を禁止する」と発表した。
今回の制裁で来る18日、セルビア・ベオグラードで開かれる世界室内選手権と7月、米国・オレゴン州で開かれる世界陸上選手権などにロシアとベラルーシ選手は出場できない。
これに先立ち、国際スキー連盟(FIS)も2021~2022シーズンまでロシアとベラルーシ選手の大会出場を禁止した。FISは今シーズン、ロシアで開かれる予定だった大会も全てキャンセルした。
また、国際サッカー連盟(FIFA)は1日、「今後追加告知があるまでロシア国家代表とクラブチームのFIFA主管大会出場を禁止する」と発表。事実上、2022カタールW杯からの排除だ。
これだけでなく、アイスホッケーやラグビー、氷上(スケート)、バレーボール、体操などの国際競技団体もロシアとベラルーシの排除に参加した。
国際体操連盟(FIG)も去る2月27日、ロシアのウクライナ侵攻に懸念を示し、追加公示を行うまでFIG主管大会でロシアとロシアの侵攻に同調したベラルーシ両国の国旗と国歌の使用を禁止することにした。さらに、両国で開催される予定だったFIGワールドカップとチャレンジカップを全てキャンセルし、追加公示の前までは両国でいかなる大会も割り当てない方針だ。
ロシアのスポーツ団体を後援してきたスポーツ企業やロシア企業で後援を受けるクラブも早くも損をした。
グローバルスポーツ用品メーカーのアディダスは、ロシアサッカー協会とのスポンサー関係を打ち切ることを決め、イングランド・プレミアサッカーのマンチェスター・ユナイテッドは、10年間続いてきたロシアの航空会社とのスポンサー契約を途中解除した。
国際競技団体によるロシアとベラルーシに対する相次ぐ懲戒は、国際オリンピック委員会(IOC)の勧告による措置だ。
IOCは先月28日、執行委員会を通じて、国際競技団体や主要スポーツイベントの主催者側に、ロシアとベラルーシの選手、関係者が国家の名で参加しないよう指示し、国家の象徴や国家の色、国旗、国歌などを使用しないよう勧告した。
テニスや水泳、サイクル、国際自動車連盟などではロシアとベラルーシ選手個人の中立国選手資格の出場は認めている。
ロシア出身のテニス男子ランキング1位のダニール・メドベージェフ(ロシア)、女子シングルス世界3位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)らは中立国資格でプレーできる。
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