俳優キム・ナムギルが、SBSの金土ドラマ「悪の心を読む者たち」の興味深いストーリーへの期待を高めている。
韓国ドラマ「悪の心を読む者たち」のネタバレあらすじ、キャスト、視聴率、相関図、感想
キム・ナムギルは同ドラマで、熾烈(しれつ)な感情の変化により一層強くなったプロファイラー、ソン・ハヨンの成長過程を描き出し、視聴者を虜(とりこ)にしている。“心のハンター”キム・ナムギルの活躍を紹介する。
▲キム・ナムギル、連続殺人事件と向き合ったソン・ハヨンの細かい表情の変化
第5話でキム・ナムギルは、繊細な表情演技で、連続殺人事件と向き合ったソン・ハヨンの衝撃を描いた。ソン・ハヨンは、チンジュン洞の現場を直接目撃し、長い間研究してきた連続殺人事件と出くわした。ポリスラインを挟んで富裕層の老人連続殺人事件の犯人ク・ヨンチュン(ハン・ジュヌ扮)と視線が交錯するエンディングは、ドラマのスリルを最高に盛り上げた。
それだけでなく、キム・ナムギルは執拗で粘り強い性格と、近寄れないカリスマを発揮した。第6話では、容疑者の特定に乗り出したソン・ハヨンの孤軍奮闘が続いた。富裕層の老人連続殺人事件で世間が騒がしくなると、犯人は犯行の間隔に差をつけ、ソン・ハヨンは彼の行動変化を把握した。その後、容疑者の後ろ姿が撮られたCCTVの映像だけで公開捜査を提案し、昼夜を問わず、真犯人を捕まえるために研究にまい進し、目を離すことができないようにした。
▲唯一無二のキャラクター表現力+適材適所の緩急調節
特に、キム・ナムギルの適材適所に緩急を調節した演技は、視聴者に過度な没入を誘発した。第7話で、ソン・ハヨンは公開手配後、何の手がかりもない犯人を追いかけ、1日も欠かさず富裕層の老人連続殺人が起きた現場を訪れ、事件と似たケースについて勉強までしながら、犯人の心理と行動を分析するために熱中した。
そうしながら、ソン・ハヨンは“レジャー用ナイフ”を凶器に使った犯行が数回起きていることを知り、管轄の警察署だけでなく、被害者や目撃者の供述をもとに事件を把握していった。彼は、女性の腹部を狙った同じパターンの犯行に不安を感じた一方、今回の事件が自分たちが捜査する富裕層老人殺人事件とは関係がないと確信し、根拠を挙げて感嘆を呼んだ。ソン・ハヨンは、「認めたくはないが、われわれは今、それぞれ違う2人の連続殺人犯を逮捕しなければなりません」ときっぱりと語った。キム・ナムギルは、揺るぎない目つきと言葉遣いはもちろん、続く犯人たちの悪行で苦悩に陥ったソン・ハヨンの内面をそのまま見せた。
▲視線、指先、身振り一つまで…感情コントロール
キム・ナムギルは劇中、警察の身分証盗用と性売買社長の通報で捕まったク・ヨンチュンと向き合い、「女性はもちろん年寄りまで殺した」という話に事件の深刻さを悟った。ク・ヨンチュンが富裕層老人殺害事件の真犯人だと思ったソン・ハヨンは、彼の表情の変化や行動一つまで逃さず、目に留めた。ク・ヨンチュンが山に埋めた女性たちの遺体が一つずつ発見されると、ソン・ハヨンは深い悲しみと怒りをあらわにした。キム・ナムギルは、大きな瞳と震える手先でソン・ハヨンの心情を代弁した。
ソン・ハヨンは、拘置所でク・ヨンチュンと会い、彼の犯罪心理について尋ねた。ソン・ハヨンは、気高く自分の犯罪行為が正当だというク・ヨンチュンの言葉に沸き上がる怒りを抑え、彼の息の根を止める心理圧迫で、見る人々の嘆き声を呼んだ。キム・ナムギルは、ますます高まる雰囲気に合わせて、冷ややかな目つきで“息が止まりそうな”オーラを発散する一方、圧倒的な演技で優れた没入度を与え、緊張感を高めた。
第8話の最後には、ソン・ハヨンが本格的に“レジャー用ナイフ”事件の犯人ナム・ギテ(キム・ジュンヒ扮)を追うことを予告し、今後のストーリーに期待が高まった。嵐の前夜のような静かな雰囲気が漂う中、他の事件と向き合うソン・ハヨンの動きにその行方が注目される。
「悪の心を読む者たち」第9話は、4日夜10時に放送される。
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