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2日、韓国の不動産競売情報サイト「GGオークション」によると、先月、裁判所経由で出品された物件の中で、ソウル市内のマンション落札価格率(鑑定価格対比落札価格の割合)は平均97.3%だったことが分かった。昨年2月(99.9%)以降、初めて100%以下に落ち込んだ。
昨年、韓国ではマンション価格の高騰で、ソウル市内マンションの競売価格も跳ね上がっていた。昨年10月の落札価格率は119.9%を記録し、過熱の様相を見せていた。
しかし、その後に韓国政府が銀行融資を厳しく規制したため、昨年12月103.5%、今年1月103.1%と落札価格が下落し始め、先月は100%を下回った。先月、ソウル市内のマンションは38件出品されたが、50%の19件だけ落札し、平均5.4倍の競争率を見せた。
同サイトは「最近、ソウルのマンション価格が下落傾向だ。融資規制が強まったことで、マンションの投資が減ったものとみられる」と分析した。
一方、首都圏のキョンギド(京畿道)は、先月のマンション落札価格率が103.8%だった。1月(103.3%)に比べて、小幅だが上昇傾向を見せている。
同じ首都圏のインチョンシ(仁川市)では、先月23件の出品物件の中で18件が落札、価格率は113.2%で前月(109.2%)より高値だった。応札者数も物件当たり平均9.8人で、1月(5.7人)より大きく増えている。
同サイトの関係者は「仁川市と京畿道の一部地域では、容易に融資が受けられる6億ウォン(約5800万円)以下の中低価マンションが多い。そのため、ソウル市の規制を避けて、投資が集まっているようだ」とし、「しかし、最近は仁川市も住宅価格が下落しているため、競売市場の熱気が今後も続くかは、もう少し見守る必要がある」と説明した。
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