キョンギド(京畿道)コヤン(高陽)のピッマル放送センターで開催されたシーズン最終ツアーの「ウェルカム貯蓄銀行PBA-LPBA チャンピオンシップ」LPBA決勝戦で、イム・ジョンスクがチェ・ジミンを相手にセットスコア4対2で勝利を収めた。
これによりイム・ジョンスクはLPBA通算4度目の優勝を達成し、イ・ミレ(TSシャンプー)と共にLPBA最多タイとなった。また今大会の直前までランキング55位にとどまっていたイム・ジョンスクは、優勝賞金2000万ウォン(約190万円)とランキングポイント2万ポイントを獲得して6位にまでジャンプアップ。上位32位まで与えられる「PBAワールドチャンピオンシップ」への出場権も手にした。
決勝序盤の雰囲気はイム・ジョンスクがリードする流れだった。1年5か月ぶりに不信を乗り越えて優勝に挑んだイム・ジョンスクは、第1セットで連続6得点を記録し、6イニング11対2で機先を制した。
1、2セットを奪われて劣勢だったチェ・ジミンは、初めて決勝に進んだが、冷静に第3セットで反撃をし、惜しくも第4セットは取れなかった。
イム・ジョンスクは第5セットに入り、急激に集中力を失った。11イニング中たった1得点という間にチェ・ジミンが落ち着いて得点を重ね、12イニングに11:1で勝利した。第5セットを虚しく取られたイム・ジョンスクは、第6セットでは最初のイニングでの得点に続き5イニング連続11点を獲得して11:2でそのまま試合を終えた。
優勝が決まるとイム・ジョンスクは「4度目の優勝なだけに、4倍うれしい。相手に比べて私の方がすごく緊張していて、これを乗り越えるのに時間がかかった。だけど最後まで集中力を切らさずに最善を尽くせた。本当に大変な試合だったが、楽しい試合でもあった」とコメントした。
ランキング1位のスロン・ピアビが残念ながら1回戦で敗退し、肥田織里恵、キム・ガヨン、キム・ボミら優勝圏内にいた選手たちが次々に敗退して決勝戦の緊張感が多少緩んだが、中継時の視聴者は1万3000人を超え、ビリヤードファンの関心の高さをうかがわせた。また選手たちがユニフォームに「PRAY FOR UKRAINE」と入れ、ウクライナ事態の一日も早い収束を祈った。
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