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そのイ監督が、ジョン・ウー(呉宇森)監督とチョウ・ユンファ(周潤發)主演の香港映画『狼 男たちの挽歌・最終章(英題:ザ・キラー)』のリメイク版でハリウッドに進出する。ウー監督と長期にわたりともに作業してきたテレンス・チャン(張家振)氏がプロデューサーを務め、タイトルもそのまま『キラー』となる予定だ。
イ監督は9日に聯合ニュースの電話取材に応じ、「草案を直接書いたが、これをシナリオに完成させるハリウッド専門作家を探している段階」と話した。リメイク版では人生と死、善と悪、主人公の三角関係などドラマ的な要素をより前面に出すという。
「幼いころからウー監督のファンでした。『私の頭の中の消しゴム』が印象深かったのか、チャン氏がリメイク版の制作を持ち掛けてきました。生き生きとした感情を表現するドラマにリメイクしようと連絡をくれたのですが、本当に気分良くよろこんで受諾しましたよ」。
リメイク版制作に本格的に着手する前、ウー監督はイ監督に対し「あなただけの映画だと思って、思い通りに制作してください」と激励してくれたという。
新作はロサンゼルスを背景にするという。
「ロサンゼルスはさまざまな人種が暮らしており、都市自体がひとつの独特なキャラクターともいえます」。
韓国人俳優のほかいろいろな人種のキャラクターが登場する予定だ。
イ監督は、『キラー』を撮影する前に、日本で映画を1本撮る計画だと打ち明けた。韓日から投資を受け、日本人俳優が日本語で演じる韓日合作映画になるという。
来年1~2月にクランクインし、撮影が終わり次第ロサンゼルスに飛ぶ予定だ。
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