北朝鮮の宣伝メディアは、韓国の大統領選挙を「最もおぞましい大統領選」「過去最悪の選挙」と卑下した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の宣伝メディアは、韓国の大統領選挙を「最もおぞましい大統領選」「過去最悪の選挙」と卑下した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の複数の宣伝メディアは、韓国の大統領選挙を「最もおぞましい大統領選」「過去最悪の選挙」と非難した。

北朝鮮の対外宣伝メディア“統一のメアリ(こだま)”はきょう(12日)「南朝鮮(韓国)メディアたちが『今回の選挙は過去最悪の選挙だった』と嘆いた」として、今回の大統領選に対する韓国メディアの否定的な評価だけを集め紹介した。韓国メディアの報道内容を引用するという形式ではあるが「大統領選で保守野党を代表するユン・ソギョル(尹錫悦)氏が勝利したことへの “北朝鮮のやりづらい本音”が垣間見えるものだ」という見方が出ている。

統一のメアリは「南のメディアたちは『史上最悪の非好感選挙』という修飾語を常につけ『候補たちの非好感指数は過去最高に上昇し、それとは反対に政策競争は姿を消した』という評価をしていた」という点を強調した。

また「特に南のメディアたちは『主要な外国メディアたちも、スキャンダルと批判合戦にまみれたおぞましい大統領選だと評価した』と伝えた」として、今回の大統領選の結果に対する否定的な認識を間接的に示した。さらに「対立と憎悪・分裂の様相が著しかった」「相手陣営に対する終わりのないネガティブ攻勢はもちろん、告訴・告発・暴力と脅迫にまみれていた」という韓国メディアの分析を紹介した。

ユン氏は選挙期間中、一貫して北朝鮮の行動を批判してきた。去る10日の当選あいさつでは「北朝鮮の不法的で不合理的な行動に対しては、原則にしたがって断固として対処していくが、南北対話の扉はいつでも開けておく」として対北政策の方向を提示した。

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