光州科学技術院のパク・ジファン教授(右)(画像提供:wowkorea)
光州科学技術院のパク・ジファン教授(右)(画像提供:wowkorea)
韓国の研究陣が、呼吸困難やせき、記憶力の低下、胸部の痛み、腎臓疾患といった新型コロナウイルスの後遺症の原因を、マシーンラーニング技術で確認した。

パク・ジファン の最新ニュースまとめ

クァンジュ(光州)科学技術院(GIST)生命科学部のパク・ジファン教授の研究チームは、マシーンラーニング技術と単一細胞分析技術を活用し、新型コロナウイルスの後遺症の原因が自己免疫反応であることを明かした。

同研究チームは、ウイルスのタンパク質と構造的に類似した体内のタンパク質を予測できる技術を開発。試験を行った結果、自己抗体が肺や腎臓などの組織で自己免疫反応を起こし、後遺症を引き起こしていることが分かった。

研究チームは、オミクロン株を含む変異株のタンパク質と数万個のヒトのタンパク質を、マシーンラーニング技術を通じて3次元(3D)構造上で比較した。

結果、自己免疫反応を引き起こすタンパク質候補を発見し、実際にこれらが感染者の肺組織で大きく増えていたことが分かった。

パク教授は「今回の研究で、実際に自己免疫反応を引き起こすタンパク質候補を発見し、後遺症との因果関係を示した。後遺症の治療薬を開発するだけでなく、その他ウイルスのワクチン開発にも活用できる」と述べた。

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