韓国銀行は今月23日、「2022年2月生産者物価指数」を発表する。生産者物価指数は、原材料、中間材価格、製品出庫価などを反映する指標で、製造業の活力に関連する景気先行指標の一つで、消費者物価の先行指標として活用される。
ことし1月の生産者物価指数は前月比0.9%上昇、昨年同期間比では8.7%上昇した。昨年12月に横ばいとなって以来1か月ぶりに上昇し、2月には原材料価格の上昇負担がウクライナ事態でさらに膨らみ、生産者物価も上昇幅を高めたと分析される。
特にことし1月、燃料費連動制に電力・ガス・水道など公共料金が1年前より13%急騰し、23年7か月ぶりの最高値を記録したが、上昇幅がさらに大きくなったのか注目される。変動性の高い食料品やエネルギーを除いた生産者コア物価がやはり上昇を見せており、生産者物価全般の負担が大きくなると予想される。
生産者物価の上昇傾向が確認されれば、消費者物価上昇の懸念につながる可能性が高い。既に生産者物価に影響を与える輸入物価はウクライナ事態で国際原油価格を含む原材料価格が急騰し、先月まで2か月連続上昇した。
先月の輸入物価指数は137.34で前月比3.5%、1年前比29.4%上昇を記録した。国際原油価格が1バレル当たり90ドルを突破し、輸入物価を押し上げた影響だと韓国銀行は分析している。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 79