「新郎が感染し、新婦が1人で結婚式」…不安募る結婚式を控えたカップルたち＝韓国

韓国で最近、オミクロン株による新型コロナの感染者数が急増する中で、新郎がコロナに感染し、新婦1人で結婚式を挙げるという事態が発生した。結婚式を延期できず、仕方がなかったという。

　19日、「コロナ禍での結婚式の近況」というタイトルの写真が、ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）でシェアされている。写真の中の結婚式場には新婦が1人で立ち、タキシードを着た新郎は、式場内のスクリーン画面に見える。

　あるネットユーザーは「知人が結婚式に行ったが、新郎がコロナに感染し、新婦1人で結婚式を挙げたという。新郎はスクリーンを通して参加し、オンライン結婚式を進めた」と伝えた。

　一方、韓国政府は国内の新型コロナの感染者数が、今週か、遅くても来週にはピークに達すると見込んでいる。19日午後9時まで、全国のコロナ感染者数が32万人に迫っている。

　ソウル市など各地方自治体によると、同日午前0時から午後9時まで、全国17市道でコロナの陽性判定を受けた人は31万8838人と集計された。前日の同時間集計値である36万3118人より4万4280人少ない。