朴前大統領側の柳弁護士、尹次期大統領側に、「面談は健康のため、時間を置いて調整しよう」と伝える=韓国(画像提供:wowkorea)
朴前大統領側の柳弁護士、尹次期大統領側に、「面談は健康のため、時間を置いて調整しよう」と伝える=韓国(画像提供:wowkorea)
パク・クネ(朴槿恵)韓国前大統領側のユ・ヨンハ(柳栄夏)弁護士が25日、ユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領との面談について「具体的な予定はまだ決まっていない」と明らかにした。

ユ・ヨン の最新ニュースまとめ

 柳弁護士はこの日、韓国の放送局「チャネルA」のニュースに出演し、「尹次期大統領が、来週にでも会いたいと直接コメントしています。日程は調整中ですか」という質問に、柳氏は「まだです。朴前大統領の健康を考え、引っ越して間もないこともあり、時間を置いて調整しようと(尹氏側に)伝えた」と説明した。

 このため、尹氏が朴氏の私邸を訪問する時期は、4月に先送りされるという見方が出ている。

 尹次期大統領が、大統領就任式に朴前大統領を招待するという意思を明らかにしたという質問に、柳氏は「就任式の公式的な招待はまだない。マスコミを通じて聞いた」と明らかにした。

 前日、朴氏が私邸に入居する際の会見で、支持者に「大韓民国の発展に少しでも力になりたい」と語ったことが、政治再開を意味するのかという質問に、柳氏は「政治を再び行うという話は勝手な憶測だ。それは違うと思う。国家の元老として、本人が持っている知恵や知識を後輩たちに伝え、後輩たちにそれを受け継がせるという意味だと思う」と述べた。

 6月1日の地方選挙から政治的メッセージを出せるのかという質問にも「私は前大統領が、政治的メッセージを出すということを聞いていない。朴前大統領が、選挙について個人的な見解を明らかにすることは、私個人の考えではないと思う」と伝えた。

 柳氏本人の大邱市長出馬説については「大邱で政治をすることを考えなかったわけではない」と可能性を否定しなかった。もし、出馬するとしたら、朴前大統領は反対しないかと尋ねると、「私が出馬するなら反対はしないでしょう。しかし、その決定は私がする」と強調した。

 テグ(大邱)市タルソン(達城)郡の私邸購入費については「購入代金が25億ウォン(約2億5000万円)で、個人的に借用した。(右派系の人気YouTubeチャンネル)『カロセロ研究所』側から助けを受けたのは事実だ。そのうちの一部は(朴前大統領が)出した本の著作料で精算するつもり」と説明した。

 また、「残りの部分については、私に返済計画があり、それを朴前大統領にも申し上げた。また、朴前大統領にも家族がいる。家族の方々が、現在も助けている。今後も手助けすると思う」と付け加えた。

 朴前大統領が初めて新居を見た感想について、柳氏は「家を見回りながら、朴前大統領が『家が思ったより良い』と話された」と伝えた。
Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 104