大統領府(画像提供:wowkorea)
大統領府(画像提供:wowkorea)
新旧権力間の葛藤を演出してきたムン・ジェイン(文在寅)大統領とユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領が28日に大統領府で会合を行う。9日の大統領選挙以降、19日ぶりのことであり、現職の大統領と次期大統領が行った会合としては最も遅い。

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パク・ギョンミ大統領府報道官とキム・ウンヘ次期大統領報道官は、27日午前、それぞれ大統領府とソウル・チョンノ(鍾路)区サムチョン(三清)洞にある大統領職引継ぎ委員会の記者会見場で、ブリーフィングを行い「28日午後6時、大統領府で旧正月に文在寅大統領と尹次期大統領が夕食会をする」と発表した。夕食を兼ねたこの会合には、ユ・ヨンミン大統領秘書室長とチャン・ジェウォン次期大統領秘書室長も同席する予定である。

双方は、今回の会合が「決まった議題はなく、虚心坦壊に対話する席」になると説明した。 ただし、政界内外では、尹次期大統領が推進すると明らかにした小商工人・自営業者支援向けの50兆ウォン規模の追加補正予算案(追加経費)の問題と大統領執務室の移転に向けた予備費執行、イ・ミョンバク(李明博)元大統領の赦免問題などが議題となり得る見通し。

これに先立ち、文在寅大統領と尹次期大統領は、16日に昼食を兼ねた初会合を行う予定だったが、「実務レベルでの協議がさらに必要」という理由で延期になった。以降、大統領執務室の移転問題と公共機関の要人問題をめぐり双方で葛藤が生じ、会合の実務交渉も止まった状態であった。25日には、イ・チョルヒ大統領府政務首席がチャン・ジェウォン次期大統領秘書室長に早急な会合を提案した。

北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射して安保情勢が揺れ動き、会合が遅れるほど文在寅大統領と尹次期大統領の政治的負担が大きくなるという点が会合の成功に重要な要因として作用したという分析がある。ただし、一部では両側が公共機関長の要人問題や執務室の移転問題などの議題をめぐり、対立を続けているという点で明確な結果を出しにくいという見方もある。

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