(画像提供:wowkorea)
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日本と韓国の間の葛藤は通常、下のような段階を踏む。

 第1段階:韓国が突然、日本を攻撃する
 第2段階:日本が対応する
 第3段階:韓国が日本の対応に憤慨し、プロパガンダを展開する

 日本海(韓国名:東海)の表記に関する葛藤は代表的だ。韓国は1992年8月から突然、「日本海」の表記に問題があるとして、「東海」を併記すべきだと主張した(第1段階)。これに対して日本政府は、日本海の表記が国際社会で認められる唯一の呼称だという立場をはっきりさせた(第2段階)。日本の反応に激憤した韓国が執拗にプロパガンダを展開している(第3段階)。

 旭日旗に関する葛藤も同じだ。「戦犯旗」という新造語まで作っていき、旭日旗に向けた怒りを表す国家は、世界で韓国が唯一だ。日本を相手に戦争をしたアメリカや中国も黙っているのに、韓国だけが大騒ぎしているのだ。

 旭日旗に向けた攻撃は、日本に向けた韓国の集団的ヘイトスピーチの一環で、最近作られた(創造された)作品だ。これまで何の問題もなかったが、2010年頃に一部の韓国人が突然「旭日旗=戦犯旗」というふうに主張し始めたのだ(第1段階)。日本政府は終始一貫、問題がないという立場だ(第2段階)。これに憤慨した韓国は激しく「旭日旗狩り」を展開している(第3段階)。

 ところが、第1段階~第3段階はいったん始まったら、無限に繰り返す傾向を見せる。1992年から突然始まった韓国側の東海併記の主張の場合、その後も韓国側による先制攻撃(第1段階)が繰り返された。

 一つ一つ列挙するのが難しいほどに多いのだが、主なものだけ見ても、韓国政府がIHO(国際水路機関)総会に出席した78か国の代表に向けて、東海併記を主張する約1万6000件(1人当たり約200件)のメール爆弾攻撃を展開したこと(2007年)、在米韓国人が米国大統領と米国教育部長官などに東海併記を訴える書簡を送ったこと(2009年)、そしてホワイトハウスのオンライン請願をプロパガンダの道具として悪用し、ホワイトハウスのサーバーがダウンするほど「東海併記」を訴える韓国人の数万人が暴走した事例などがある。

 旭日旗に関する葛藤は、第1段階~第3段階の無限繰り返しの現象がさらにはっきりしている。2010年ごろから突然「旭日旗=戦犯旗」とでっち上げ始めた韓国人は、それ以降、世界各国で旭日旗狩りに血眼になっている。例えば、壁画やステンドグラスなどの芸術作品に少しでも旭日旗を連想させるデザインが見えても、韓国人は建物主(大学など)に向けて集団で抗議の攻撃を展開する。同時に世界的な歌手などの有名人が旭日旗の模様の服や装飾品を着用しても集団で非難を浴びせた。

 2022年、米国コーネル大学建築学科の100年に渡る伝統行事「Dragon Day」を広報する横断幕には「ライジングサン(旭日)」の模様が描かれていた。ところが3月24日、この横断幕を見たある韓国人が撤去を要求した。その韓国人は「旭日旗のデザインをコーネル大学で何気に使ったということが、韓国人として悲痛なこと」と主張し、学校側は横断幕を撤去したことを伝えた。このような方法で世界を舞台にした韓国人の旭日旗狩りは年中無休で進められている。

 2021年10月、日本政府(外務省)は韓国人による非常識的な旭日旗狩りに対する対応のレベルで、YouTubeに韓国語映像「日本の古くからの文化としての旭日旗」をアップロードした。映像は140万回以上の再生回数を記録している。同時に最近は、広告映像も登場した。

ところが3月27日、韓国メディアはこれに関して下のようなタイトルで一斉に扇動報道をした。

―「YouTubeを見ると怒りがこみ上げる」…日・外務省、韓国語で旭日旗を広報(中央日報)
―旭日旗が伝統文化?日・外務省、韓国語広告にネットユーザー憤慨(東亜日報)
―日本、YouTubeに韓国語で堂々と旭日旗広告(韓国経済)
―「韓国語で戦犯旗を擁護?」…YouTubeに登場した旭日旗広告(SBS)

 「VANK」という団体は、YouTubeKOREA側に旭日旗関連のYouTube広告禁止を要求する書簡を送り、相当数の韓国人は「YouTube視聴禁止運動をしよう!」、「不適切な映像として報告しよう」、「腹の虫がおさまらない」といった反応を見せた。前例を見ると、おそらく多くの韓国人がまたYouTube側に向けて執拗な集団抗議運動を展開する可能性が高い。

 でっち上げをもとに年中無休の反日プロパガンダを展開する韓国人は、日本側の合法的で適当な対応に対してこのように過剰反応する。自分たち(韓国人)は手段や方法を選ばず、日本を暴虐し、攻撃するのが当たり前だが、相手(日本)はじっとしていなければならない、という悪い性根が韓国人にあるのだ。

 集団的な狂気を帯びたこのような雰囲気に疲労を感じる韓国人もいる。朝鮮日報の記事「日、韓国YouTubeに旭日旗を広報していた」にはこのような読者書き込みがされた。

「反日精神病、また始まったね。何がそんなに問題なんだろうか?中国にはあんなに寛大なのに…」
「もうやめよう…」
「韓国の人たちも旭日旗を掲げた軍隊の一員として共にしたのに、自己否定がちょっとひどい」

 しかし、このような理性的な考えを持っている韓国人はごく少数に過ぎない。大部分の韓国人は、反日団体や韓国のマスコミの扇動に乗って旭日旗狩りに熱心だ。アメリカ産牛肉を食べたら脳に穴が開き、狂牛病にかかるという希代の扇動に乗り、首都ソウルを数か月間も無政府状態にするほど騒ぎを起こした世界唯一の国民、韓国人という点を考えると、旭日旗関連の韓国人のこのような行動も驚くことではない。

 扇動が通じる理由は、多くの韓国人に教養が不足し、バランス感覚がないからだ。教養とバランス感覚がなければ、自分が宇宙の中心であるかのように誇大妄想に陥りやすい。誇大妄想は独善的な行動を生むことになる。独善的な行動は醜態につながるしかない。

 言い換えれば、世界の人すべてに向けて「旭日旗=戦犯旗」だという自分の誇大妄想に従うことを執拗に強要する韓国人の独善的行動は醜態と変わらないということだ。そしてこのような醜態が続けば、耐えられなくなった世界の人々は軽蔑するようになるだろう。

 いくら外側(GDPなど)が成長しても、中身(国民の教養・バランス感覚など)が伴わなければ先進国になるどころか、軽蔑の対象になるかもしれないという事実を今日の韓国人が鮮明に見せてくれている。

※この記事は韓国の保守論客ファンドビルダー氏の寄稿文を日本語に翻訳したものです。翻訳の正確さに対する責任は当社にあります。

※ファンドビルダー氏:ソウル出身。高麗大学卒。韓国人が幼い頃から学び、聞き、見てきた日本関連情報の大部分が歪曲、誇張、捏造などで汚染された状態であることを残念に思い、真実を知らせる趣旨でコラムを書いている。慰安婦、徴用、外交・安保、経済など様々な分野を扱う。

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