2社は特に人工知能(AI)の技術力を強化する。昨年「ハイパースケールAIコンピューティング(HAC)」サービスを開始したKTクラウドは今後、AIプラットフォームへとサービス領域を拡大する。NHNクラウドはAIの技術力を活かした、AI特化型の商品を提供するとみられる。
公共市場にも照準を合わせる。KTクラウドは8000億ウォン(約803億4760万円)規模におよぶ公共部門のクラウド転換事業に集中し、2026年まで売上高2兆ウォン(約2008億6901万円)を上げると公言した。一方、2014年にゲーム特化プラットフォームとしてサービスを開始したNHNの中核事業であるNHNクラウドは、公共部門のクラウド転換事業などで月100億ウォン(約10億円)以上の売上高を上げている。
2社と競争関係にあるネイバークラウドはことし、日本とシンガポール、インドネシアなど東南アジアを中心とした世界での事業拡大に臨む計画を策定した。
同社はとくに、インドネシアに注目している。クラウド市場の規模はまだ大きくないが、配車・配送サービス大手のゴジェックなど、東南アジアでもっとも多くのユニコーン企業を輩出しているだけに、今後の市場性に期待できるという。
同社関係者は「東南アジア市場では、韓国の中小企業との同伴進出、現地企業との協力という『ツートラック』戦略で競争力を強化している」と述べた。
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