居酒屋並みに「不夜城」状態のコーヒーショップ、夜に営業する理由とは=韓国(画像提供:wowkorea)
居酒屋並みに「不夜城」状態のコーヒーショップ、夜に営業する理由とは=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国コーヒー業界で売上高1位のスターバックスコリアは、コロナ規制の解除と共に店舗の営業時間をもとの7~23時(一部店舗では異なる)体制へと復帰させた。他のコーヒー専門店の場合、一部繁華街で24時間営業する店舗もみえる。

酒の代わりにコーヒーやお茶を飲みながら夜に知り合いと会う人たちなどで、コーヒーショップは夜遅くまでにぎわう。

しかし旅行や出張で海外に行った人なら、コーヒーやティータイム文化が早くから発達した欧州の姿は、韓国とは全く異なることが分かるだろう。

欧州では早朝、カフェに行って出勤前にその日の天気とコーヒー1杯の余裕を楽しみ、新聞や本を読んだり朝食をとる人の姿がよく見える。夕方になると、オープンカフェは閉まってしまう。

一方、韓国では出勤を急ぎつつ、会社近くの店でコーヒーをテイクアウトする姿が多い。

こうしたコーヒー文化の差は、ライフワークバランスなど生活様式に基づくと分析できる。コーヒー業界に長く従事した関係者は「韓国でも最近はワークライフバランスを尊重、追及する傾向が増えたが、時間をかけ異なる方式で先進国となった欧州とは生活様式が異なるのは当然のこと。ここに韓国人の強い共同体意識から発達した食事会や寄り合いの文化が加わり、居酒屋のような夜型のコーヒーショップが発達した」と話した。

また強くなりつづける韓国人の「コーヒー愛」もある。関税庁と食品業界によると昨年、韓国のコーヒー豆の輸入量は前年比約24%増の9億1648万ドル(USD、1177億4110万円)で過去最大を記録した。


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