封鎖に疲れた…上海を脱出する金融関係者＝韓国報道

26日（現地時間）、ロイターは、「ここ数年間、外国人投資家らが香港などから上海に移動したが、封鎖の長期化で物流が滞り、取引が保留されると、再び移住を考慮している」と報じた。 中国第1の経済都市であり、世界最大コンテナ港を保有する上海は、 新型コロナウイルスの拡散で、1か月間封鎖が続いている。 「2600万人に達する上海住民が強制的に隔離されている」とロイターは表現した。

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2020年末、香港から上海に移したヘッジファンドマネージャーのメルビン・ヒューは、「上海で起きたことは、多くの人々に衝撃を与えた」とし、「家族を香港に戻すことを考慮している」と話した。

これに先立ち、JPモルガンは昨年、中国合弁会社の持分100%を買収した後、上海事業部の強化を計画した。 ブラックロックは上海ファンド部門に20人余りの人員を追加した。 ゴールドマンサックスも上海支社に10人余りの人員追加を検討している。 アジア金融ハブを夢見ていた上海がコロナで危機を迎えたというのがロイターの分析だ。

上海に本社を置くフィンテック会社のジェイソン・タン取締役は、「封鎖が終われば、全ての産業分野の国外居住者が中国以外の地域に転職するだろう」と見込んだ。

上海で働くある欧州銀行の高官は、「企業公開（IPO）を計画したり、買収合併（M＆A）の機会を模索する顧客に対して現場調査を行うことはできない」とし、「仮想で実体調査を行うことは不可能だ」と吐露した。

ある中堅ファンドマネジャーは、「封鎖は少なくとも短期的には上海のビジネス環境を変化させた」とし、「市民がソーシャルメディアを通じて封鎖に対する不満を提起したが、変化はなかった」と話した。