国家安保室の改編について説明する金聖翰氏(中央、政権引き継ぎ委員会写真記者団)=1日、ソウル(聯合ニュース)
国家安保室の改編について説明する金聖翰氏(中央、政権引き継ぎ委員会写真記者団)=1日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は1日、外交・安全保障を統括する国家安保室長に金聖翰(キム・ソンハン)元外交部次官を任命した。また、国防関係者が担当していた国家安保室の第1次長に外交安保の専門家を起用するなど、組織を大幅に改編した。 金聖翰氏は記者団に対し、「外交安保専門家が第1次長を務め、第1次長が国家安全保障会議(NSC)事務処長を担当し、包括安保的な観点から安保問題に取り掛かる」と説明した。 第1次長には国際政治専門家の金泰孝(キム・テヒョ)元青瓦台(大統領府)対外戦略企画官を充てた。外交安保政策の中心役を担う。第2次長には軍出身のシン・インホ元青瓦台危機管理秘書官を起用した。 国家安保室には6人の秘書官と1人のセンター長を置く。第1次長の下には経済安保秘書官のポストを新設し、伝統的な安保と経済安保政策を統合的に扱うようにした。金聖翰氏は経済安保秘書官の新設について、「(経済と安保の)区分があいまいになっている経済安保時代に積極的に対処するため」と説明した。 一方、金聖翰氏は今後の対北朝鮮政策の基本方針に関し、「原則のある南北関係」を強調。「同等な対象として非核化を通じた平和と繁栄の追求という原則の下、南北関係を進めていけるようにする」として、「原則のある南北関係の正常化のため努力する」と述べた。
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