北、豊渓里核実験場で2度の核実験が「可能」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
北、豊渓里核実験場で2度の核実験が「可能」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
北朝鮮が、新たな核実験のために復旧しているとみられるプンゲリ(豊渓里)掘削工事の規模と地形などを考慮すると、最大50ktと120ktの爆発力で「2度の核実験が可能」と分析された。

 米国の北朝鮮専門メディア「38ノース(38NORTH)」は去る4月29日(現地時間)、ナンムントンネル地域の地形と地質および過去北朝鮮が公開したトンネル概要図、掘削した土砂量などを根拠にして、このように明かした。

 これによると、ナンムントンネル内2つの街道の最大深さはそれぞれ600メートルと450メートルで、これはそれぞれ最大120ktと50ktの爆発力を十分に満たすことのできる規模だという。

 ただし、「38ノース」は北朝鮮が爆発力限界値に達する核実験を行うことはできず、北朝鮮が公開した図表を根拠にすると、2017年に実施した250kt規模の核実験よりは、爆発力が弱いと推定。代わりに、爆発力10〜15ktの戦術核武器など複数の形態の核武器実験が行われる可能性が高いと伝えた。

 これに先立ち北朝鮮は、抑止力次元で保有している戦略核だけでなく、実際の戦争で使用する戦術核開発を強調。昨年発射した新型戦術誘導武器は、小型戦術核の搭載を考慮した武器だと説明していた。

 「38ノース」は、万が一、北朝鮮がナンムントンネル坑道を追加し、マンタプ(万塔)山地下800メートル地点まで掘削する場合、最大で282ktまでの核実験が可能と推定。しかし、このための掘削には時間がかかるものと見ている。

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