ナラ・スペース・テクノロジーの開発者(画像提供:wowkorea)
ナラ・スペース・テクノロジーの開発者(画像提供:wowkorea)
韓国スタートアップが、ロケットや人工衛星の技術力を活かし市場進出するケースが目立っている。

イノスペースは、液体燃料ロケットと固体燃料ロケットの長所を合わせたハイブリッドロケット技術を独自開発している。年末には試験機をブラジルから発射する計画だ。同社は推力が15トン級のハイブリッドロケットエンジンを使う小型衛星「ハンビッ」を開発し、市場へ進出する。

最近では、ブラジル空軍傘下の航空宇宙技術総合司令部の慣性航法装置「SISNAV」を発射するための提携も交わした。

年末にアルカンタラ・スペースセンターから試験機「ハンビッ-TLV」を発射する際、これを搭載し衛星本体と共にその成果を確認する予定となっている。

一方、超小型人工衛星総合ソリューション企業のナラ・スペーステクノロジーは、衛星で収集した映像をディープラーニング(深層学習)技術によってもとの解像度の約3~4倍以上に高める超解像技術で、従来の超小型人工衛星の限界を超える高解像度の衛星撮影サービスを行う予定だ。

来年上半期、自社開発の衛星である「オブザーバー」1号を宇宙に向けて発射し、その性能を検証する。これより先の今月中、ウェブ基盤の衛星データ分析プラットフォーム「アースペーパー」も開発する計画だ。

「オブザーバー」は縦と横がそれぞれ20センチメートル、高さが40センチメートルの超小型人工衛星で、幅1.5メートル以上の地球上の物体を識別できる。超小型人工衛星を集団で運用すれば、中・大型人工衛星1台を運用するより頻繁に地球のデータを収集でき、コストを抑えることができる。


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