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尹大統領が言及した「ACTアクセラレーター(ACT-A:Access to COVID-19 Tools Accelerator)」とは、新型コロナウイルスに必要な検査や治療、ワクチンなどを開発するために、世界保健機関(WHO)やゲイツ財団などが共同発足した新型コロナ対策の国際的な協力枠組みだ。韓国はこれまで約2億1000万ドルの資金や現物を供与してきた。
尹大統領は「第20代大韓民国大統領に就任するやいなや、グローバルな新型コロナの対策に関する首脳会議に参加することになった。その意味を重く受け止めたい。2年前に世界保健機関が新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を宣言して以来、新型コロナを克服するために、国際社会でさまざまな努力を続けてきた」と述べた。
続いて「韓国は新型コロナを早急に終息させ、グローバルに対応できる保健体制を作っていくために、国際社会の努力に協力している。今後も私たちは、新型コロナの終息のために、国際社会の努力により一層力を加え、その責任と役割を果たしていきたい」と付け加えた。
尹大統領は「世界保健機関グローバルバイオ人材養成ハブを構築し、開発途上国のワクチン自給化努力を積極的に支援していく。グローバル保健安保構想(GHSA)にも積極的に協力することで、国家間の協力体制を強化する」と強調した。
また、「韓国は金融仲介基金(FIF)の創設を支持する。これを通じて国際社会が十分な財源を迅速に活用することで、新型の感染症をはじめとする新たな保健の危機に、効果的に備えられるだろう。新型コロナのように人類全体を脅かす保健の危機は、少数の国だけで解決できるものではない。より多くの国が連帯して協力することで、多様な危機をうまく乗り越えられる」と訴えた。
それと共に「私たちも国際社会の責任ある一員として役割を全うし、それが人類繁栄の道という点を忘れない」と付け加えた。
今回の新型コロナ対策首脳会議は、尹大統領が就任後初めて参加する多者会議だ。米国、ドイツ、ベリーズ、インドネシア、セネガルの共同主催で開催された今回の会議には、各国の首脳をはじめとする政府、国際機関、民間財団などが参加している。会議では「ワクチン接種」「診断検査と治療剤の接近拡大」「保健安保の強化と未来災難防止のための方案」などを議論する。
韓国の大統領府は「今回、首脳会議への参加は新型コロナを早期に克服し、世界的に保健安保体制を強化するために、私たちの政策と支援意志を表明する契機になると期待している」と説明した。
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