昨年10月にシャーロッテ劇場で幕を開けた日本・劇団四季のミュージカル『ライオンキング』が、28日の公演を最後に幕を閉じる。聯合ニュースとのインタビューに応じたソウル公演本部の松崎聡理事は、「1年が過ぎようやくスタートラインに立ったような気分」とし、韓国での事業初年度であることを考えれば十分な成果を収めたと満足感を示した。
以下は一問一答。

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―韓国での1年間で劇団四季が収めた成果をどう評価するか。
「初年度にしては十分な成果を収めたと思う。韓日の出演者とスタッフが価値観を共有し1年間で330回の公演を行い、韓国でもロングラン公演が可能だと立証したことが最も大きな成果だ。また市場を開拓するためチケット価格を安く抑え、家族や学生団体の観覧を増やすための努力も実を結んだと思う。進出当時は対立関係にあった韓国のミュージカル関係者と最後には良い関係を築けたことも、劇団四季の貴重な財産だ」

―韓国公演で苦労したことは。
「全ての面で苦労を感じた。進出直後の反発から劇場オープン、公演制作、マーケティング方法の違いなど…これらを考えると、ようやくスタートラインに立ったように思う」

―1年間の公演を通じ、一番やり甲斐を感じたことは。
「22万人以上の観客が劇場に足を運んでくれ、特に初めて見たミュージカルが『ライオンキング』という観客も多く、こうした声を聞くと非常にやり甲斐を感じた」

―『ライオンキング』が1年以上公演を続けられない最大の理由は何か。
「常に観客が多かったわけではないという点が1年で幕を下ろす理由のひとつだ。韓国初のミュージカル専用劇場<シャーロッテ劇場>を日本の劇団が長期間占有しているという誤解も悪影響を及ぼした」

―自身の経験で感じた韓国ミュージカル市場の特徴は。
「予約文化が日本と違う。見たい公演はずっと前から予約しておく日本と違い、見る直前に予約し、満員なら別の公演を見るという観客が多い。また初めにチケット価格を高く設定し、企業を対象に大幅なディスカウントをするのも韓国の特徴だ」

―韓国での次期作は。
「現在計画中だ。次回は韓国の企画会社と協力する可能性もある。韓国ミュージカル協会への加入についても真剣に検討している」


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