韓国MSは現代自動車グループとの協業で、EV用バッテリーの性能を試験できる環境を提供する予定だ。試験はデジタル空間で行う。韓国MSは「『アジュール』のデジタルツインプラットフォームは現実世界におけるEV関連の資産を仮想世界で再現し、問題点を予測するのに活用される」と説明した。
これにより両社は、EV用バッテリー寿命の検証や、持続的な性能改善のためのプラットフォーム設計が可能となる。仮想世界では実物と同じ車両やバッテリー、場所、環境などが再現され、作業に必要な全データは、多様なデータを統合管理、分析できる「アジュール・データレイク・ストレージ」に保存する。
仮想シミュレーションでは、EVの運行ログをもとにバッテリーの駆動パターンを分析して故障を感知し、寿命を予測する。
MSのイ・ジェナIoT(モノのインターネット)・MR(複合現実)アジア技術総括部門長は「現代自動車のEV用デジタルツインバッテリー管理プラットフォーム技術の検証は初の事例であり、全製造現場でデジタル革新が進むよう積極的に支援する」と話した。
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