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両社は7月1日、合併手続きを終える計画で、ロッテ製菓が存続会社となってロッテフードを吸収合併する。今回の合併は、長・短期的に期待できる相乗効果が大きいとみられる。
最初にロッテ製菓は、重複していた氷菓関連組織を統合するなど、氷菓市場での競争力を強化できる。食品産業統計情報システム(FIS)によると、昨年上半期におけるアイスクリームの市場シェアは、ピングレ(28.0%)がヘテ(12.2%)を買収したことで40.2%を記録した。ロッテ製菓(30.6%)とロッテフード(14.7%)が合併すれば、シェアは45.3%でトップとなる。
また今回の合併は、BtoC(企業・消費者間取引)が中心のロッテ製菓と、乳脂や食材を販売するBtoB(企業間取引)が中心のロッテフードが合併することによる効果に期待できるとみられる。とくにロッテフードからすると、相対的に弱かった消費財市場に対する営業ノウハウやインフラなどに関し、約50年にわたるロッテ製菓のBtoCノウハウを吸収し、昨今成長中の調理済み食品(HMR)に適用することで飛躍に期待できる。
ロッテ製菓の関係者は「合併で当社は、売上規模が3兆7000億ウォン(約3741億4030万円)の世界的な食品企業となる」と話した。
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