キム議員が言及したイ・ジュンソク氏とは、30代の若きリーダー・与党“国民の力”の党代表のことである。
キム議員はこの日の午前、韓国のラジオ番組に出演し「(民主党は)青年や政治の新人は全く出てくることができず、派閥に所属した人だけが(全党大会に)出ることしかできない」と語った。
つづけて「党内の非主流や革新的な人が出てきて出馬したり、青年世代から党代表に出馬したりしても、中央の代議員たちがカットオフ(公認排除)する」とし「党内で主流を掌握している、あるいは主流でなくとも影響力のある派閥の末端にでもいる人でなければ落とされてしまう」と批判した。
またキム議員は、権利党員と代議員間の投票比率の調整問題についても言及した。キム議員は「代議員の票は固定された状態で権利党員だけが増え続けていることから、権利党員と代議員の票の価値が異なってきている」とし「少し前までは(代議員と権利党員の割合が)1対40~50であったと思ったら、最近権利党員が増えたことで1対80までその差が広がっている」と指摘した。
つづけて「代議員は国会議員が任命するのだが、国会議員が党を左右するという、容易に派閥政治ができる構造になっている。これは党の民主主義にも合わない」と語った。
さらに「(現投票方式では)民心と党心の乖離(かいり)が非常に大きい」とし「“民心”反映の割合が5~15%にしかならない。そのため(党心の割合が高いため)いつもは党員たちとは合わない考えをしていても、全党大会の時だけは党員たちと合った考えをもったように主張したりする」と皮肉った。
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