9日(現地時間)ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で、日本(アジア太平洋)・モザンビーク(アフリカ)・エクアドル(中南米)・マルタとスイス(ヨーロッパ)の5か国が任期2年の非常任理事国に選出された。
この国々は、年末に任期を終えるインド・ケニア・メキシコ・アイルランド・ノルウェーとそれぞれ入れ替わることになり、来年1月1日から任期が始まる。
日本の安保理非常任理事国の進出は今回で12回目である。通算記録としては世界最多だ。前回の任期終了は2017年で、今回は6年ぶりの進出となる。
安保理は強力な拒否権をもった常任理事国(米・英・仏・中・露)と2年ごとに交代する10の非常任理事国で構成されている。非常任理事国の選挙は、5か国ごとに毎年行われる。
米AP通信は「安保理の進出は、該当国が国際平和と安保問題に関して強く声を発信することができるという点で、外交的成就の頂点とみなされる」と伝えた。
特に日本の場合、かつてから「安保理改革を通じた常任理事国入り」を公に推進すると同時に「非常任理事国にも自ら最大限挑戦する」というツートラック戦略を貫いている。
日本では、ロシアのウクライナ侵攻と北朝鮮の挑発など国際安保の懸案において安保理が適切に対応できずにいることから、改革の必要性が繰り返し強調されている雰囲気である。
共同通信は「日本の安保理復帰は、この委員会がロシアの拒否権行使により機能が果たされていない中で行なわれた」と伝えた。
これまで2回にわたって非常任理事国を務めてきた韓国も、2024~2025年任期の安保理非常任理事国選出を目指している。来年6月の国連総会選挙で韓国が非常任理事国に選出される場合、日本と任期が1年間重なることになる。
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