孫興ミン(資料写真)=(EPA=聯合ニュース)
孫興ミン(資料写真)=(EPA=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サッカーのイングランド・プレミアリーグでアジア人初の得点王に輝いたトットナム所属のFW孫興ミン(ソン・フンミン、29)が、イングランドプロサッカー選手協会(PFA)が選ぶ今季のベストイレブンに入らなかった。PFAの年間最優秀選手の候補から外れたのに続く選外の結果に、現地でも物議を醸している。

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 PFAは10日(日本時間)、2021~22シーズンの年間最優秀選手と最優秀若手選手を発表した。

 男子の年間最優秀選手賞は、イングランド・プレミアリーグで今季23ゴールを決めて孫と並ぶ得点王となったモハメド・サラー(リバプール)が受賞した。

 今季のベストイレブンも発表され、リーグ制覇を果たしたマンチェスター・シティーから3人、リーグ2位のリバプールからサラーを含む6人、ほかにマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーから各1人が選出された。得点王の孫の名前はなかった。

 孫はPFAが2日に発表した年間最優秀選手候補の6人に名前が入らず、現地でも公平性に疑問を呈する声が上がっていた。

 5得点をPKで挙げたサラーと違い、孫はPKなしで23ゴールを挙げ、アジア人で初の得点王に輝いた。BBCやスカイスポーツなどの現地メディア、リーグ事務局がそれぞれ選出したベストイレブンに漏れなく名を連ねたが、唯一、PFA所属選手らが贈る賞に孫の活躍ぶりが反映されていない格好だ。

 現地メディアも首をかしげている。英大衆紙デイリー・メールは、得点王の孫がPFAのベストイレブンから外れたことに「ファンが『犯罪』と非難している」と現地の雰囲気を伝えた。


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