9日(現地時間)、英日刊紙ガーディアンは、東京大学の研究陣がロボットの指に人の皮膚細胞をかぶせることに成功したと報じた。
以前にも人の肌を再現しようとする試みはあったが、ロボット関節の屈曲に合わせて密着させるのが難しかった。 これに対し研究陣は、完成した平面形態の皮膚を貼る代わりに、ロボット関節に皮膚細胞がくっつくようにしてこの問題を解決した。
まず、肌の結合組織を構成する繊維芽細胞とコラーゲンを混ぜた溶液を作ってロボットの指を入れた。 二つの物質はロボットにくっついて自然なシワをつけ、その後角質形成細胞が上にくっつくようにする接着剤の役割を果たした。
角質形成細胞は皮膚表皮の95%を占める物質だ。 これはロボットの表面を包み、実際の肌のような肌触りを再現し、水分を含む薄い防御膜も作り出した。
完成した肌は曲げて伸ばす動作にも強度と弾力を維持し、水分の浸透も防いだ。 傷がついた時はコラーゲンバンドをつけて培養液に入れておけば皮膚が再生される。
東京大学の竹内昌治教授は「今回の研究で人の肌を持ったロボットに向けた第一歩を踏み出した」として「今後、感覚神経と毛根、爪、汗腺まで含む完璧な人工皮膚を開発する」と明らかにした。
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