イ・ジョンソプ国防部長官は、11日、シンガポールのシャングリラホテルで、オースチン国防部長官と対北朝鮮政策などについて議論した。両国の長官は、先月イ長官が就任して初めて面会した。
この日の会談は、拡張抑制を中心に議論した。北朝鮮による7回目の核実験が目前だという見通しが出てきたためだ。イ長官は、会談後「拡張抑制の実行力を高めるため、様々な方策について議論し、包括的かつ全般的に議論した」として、韓米拡張抑制戦略協議体(EDSCG)の再稼働、韓米拡張抑制手段運用練習(TTX)、米国戦略資産適時展開などを例にあげた。オースチン長官も「核兵器と在来式武器、ミサイル防御などの軍事力を全て活用し、拡張抑制を提供する」と、応えたという。
両国長官は、台湾海峡を囲む安保問題についても今回の会議で議論した。オースチン長官は前日からシンガポールで開かれているアジア安保会議(シャングリラ対話)で、台湾に対する中国の威嚇を連日批判した。
同日午後には、日本の岸防衛相が合流して、韓米日国防長官会談が開かれる。3か国の国防長官が一同に会するのは、2019年7月以降初めてのことである。イ長官は「基本的に韓米日共助がふさわしい」とし、会談で共助強化の方策を議論する旨を示唆した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 110