韓国航空宇宙研究院(航宇研)はヌリ号発射に関して15日にブリーフィングを行い「ヌリ号は酸化剤タンク内部センサーで非正常的な数値が確認され、発射準備の進行は不可能だと判断される」と明らかにした。
コフン(高興)郡に住むシン・ジョンファンさん(41)は「息子と一緒に明日は故郷に帰って昼食を食べ、ナミョンリ(南開里)宇宙発射展望台に上がる予定だったのに、急に延期されるなんて虚しい」と残念がった。
1泊2日の日程でヨス(麗水)を訪れたユン某さん(59)は「高興の海を渡り、麗水でヌリ号を観察するために宿泊予約までしておいたのに、延期されたなんて虚しくがっかりした」と述べた。
高興郡庁にも「テントを張って観覧できるか」、「ホテルはあるか」などの問い合わせ電話が殺到し、担当部署が案内するために慌ただしく対応したものの、延期の知らせを聞くと残念な様子を見せた。
軍関係者は「ヌリ号の発射を観覧するためによく見える場所を尋ねて宿泊場所を探す他地域からの問い合わせが多かった。延期されたが、さらにしっかり準備して必ず発射を成功させてほしい」と述べた。
チョルラナムド(全羅南道)でも緊急公示を出し「ヌリ号は酸化剤タンクセンサーに異常が発見され、16日の発射日程は中止になった」と告知した。
ヌリ号の打ち上げを待ちわびてきた国民は気象状況などの外部環境によって14日に延期が発表されたのとは異なり、今回は機械自体に異常が生じて延期されたという点で無期限に延期されるのではないかと心配している。
これに対し、航宇研側は「センサーの異常がどの部位で、どのように問題になったかによってどれほど時間がかかるか変わってくる。立てたヌリ号を再び横にして組立棟に移送しなければならないので、16日の発射は現実的に難しい」と明らかにした。
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