アフリカの子供たちが無邪気な顔で自分を卑下する中国語の歌を歌って踊る映像が公開され、一足遅れて議論が起きている。
17日(現地時間)、香港サウスチャイナモーニングポスト(SCMP)などによると、アフリカのマラウイ警察は2020年、リロングウェで撮影された該当映像について、最近捜査に着手した。
この映像では、現地の子供たちが中国の伝統服装を連想させる赤色の服を着て「我是黒鬼 智商低」と書かれた黒板の前で歌って踊る姿が含まれていた。黒板に書かれた中国語の意味は「私は黒人で、知能が低い」という意味だ。
これは当時、ある中国人が子どもたちに50セント(約67円)を渡して歌わせたという。子供たちはどういう意味か全く分からないまま、下手な中国語で歌を歌い、両手を上下に振りながら踊った。
これに対しマラウイ・ナンシー・テンボ外相は「とんでもなく無礼で不快感を覚える」とし「人々が私たちを侮辱する計画を立てたことは非常に深いである」と声を高めた。
これに関連して捜査に着手した警察は「動画では児童搾取問題も提起され、追加調査を進めている」として「この映像には問題が多すぎて、犯罪が発生した可能性のある部分を調査していく」と話した。
しかし、これと似たような映像製作注文は、中国内で依然として活発に行われている。実際、ある中国オンラインショッピングサイトの販売リストには「アフリカの子供たちと黒人男性たちがプラカードを持っている、オーダーメイドの映像を作ります」というタイトルの取引が続いていた。価格は450ドルから950ドル(約6万円~13万円)までに設定されていた。
このような状況について、ノルウェーオスロ大学の中国学教授は、マスコミとのインタビューで「中国の検閲機構が該当動画について知らないはずがない」と推測した。彼は「通常、中国に攻撃的なコンテンツはすべてのプラットフォーム上で永久的に除去される」とし「動画が人種差別的な冗談だと識別したが、そのような映像は取り締まり対象の優先順位が低かったのだろう」と話した。
それと共に「人種差別的な表現は、黒人の友人たち、事業パートナー、家族と共にいる中国人に害を及ぼす」として「中国外交部は、海外での中国のイメージを害する問題を深刻に受け入れなければならない」と指摘した。
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