同社のシン・ウォングン代表は16日、自社株1万5000株(約12億ウォン=1億2614万円)を取得していた。シン代表は昨年末、株式の売り渡しで発生した差額(約32億ウォン=約3億3636万円、税金除外)を、年末までの四半期ごとに自社株を購入するために使っていく。
これにより差額が発生した場合、シン代表は会社の成長と公益のため、これらをすべて還元するとしている。具体的な使用方法は、社外取締役および社員がともに参加する信頼回復協議体を通じて決めるとした。
これに先立ち昨年、リュ・ヨンジュン前カカオペイ代表をはじめとした主な経営陣が、上場約1か月でストックオプションの権利を大量に行使し、株主たちからの怒りを買った。以降、カカオペイの株価は落ち込んでいる。
その後シン代表は、他の経営陣4人と共に自社株取得や利益還元などによる信頼回復を約束した。とくに「信頼回復のための実行方針」として、株価が20万ウォン(約2約1000円)に達するまで、年俸およびインセンティブなどすべての報酬を受け取らず、最低賃金のみを受け取ることとした。他の経営陣も昨年上げた成果に対するインセンティブを返納し、これをカカオペイの成長のため努力した社員を補償するための財源に活用するとした。
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