済州の動物園から脱走した“ヤマアラシ”、死体で発見される…餓死と推定

韓国・チェジュ（済州）東部消防署は27日、ソギポ（西帰浦）市ソンサン（城山）邑にあるバス停留所付近に野生動物がいるとの通報を受け、現場を確認した結果、先月末に済州市チョチョン（朝天）邑の動物園から脱走したヤマアラシの死体だったと明らかにした。

　発見当時、ヤマアラシは既に死んだ状態だった。救助隊は死体を城山邑事務所に引き渡し、撤収した。ヤマアラシは野生では木皮や果物などを主に摂取するが、動物園で飼育されていたために、山の中で餌を探せず餓死したものと推定される。

　これを前にA動物園側は先月末、城山邑事務所にヤマアラシ2匹が脱走したと届け出ていた。この日、死体で発見された個体とは別の1匹は最近、朝天邑ハムトク（咸徳）里で目撃情報があったが、未だ確保には至っていない。