スロン・ピアビは今回の優勝で、「ブルーワンリゾートチャンピオンシップ」2連覇に加え、LPBA通算3勝を達成。優勝賞金2000万ウォン(約200万円)を獲得した。一方、イ・ミレはLPBA最多優勝(5勝)に挑んでいたが届かなかった。
第1セットはスロン・ピアビが取った。1イニングの攻撃をハイラン7点で差を大きく広げた。第2セットはすぐにイ・ミレが取り返し、スロン・ピアビが勝利まであと1点というところだったが、攻撃権を得たイ・ミレがハイラン6点、11対10で勝利した。
第3セットから試合の流れが急激にスロン・ピアビ側に傾いた。5イニングでセットを11対0と完ぺきな勝利を収めたスロン・ピアビは、続く第4セットも6イニング全てで得点を重ねて11点でセットスコア3対1を記録した。
しかし追い込まれたイ・ミレが第5セットで巻き返したのに続き、第6セットまで取って一瞬にしてセットスコア3対3に。
最後のセットで5イニングまでイ・ミレが無得点でいると、スロン・ピアビが集中力を発揮してハイラン6点を記録し、9対4で試合終了。セットスコア4対3でスロンの優勝が決まった。
試合後の授賞式でスロン・ピアビは「母と父から応援してもらうのが夢だったが、ついに両親が見守ってくれる試合で優勝をプレゼントできて夢がかなった」と述べた。スロンの父チャン・スロン氏は「娘がベストを尽くす姿がとても誇らしい。韓国で有名になった娘に感心している」と娘の優勝を祝った。
一方、女子の部の大会には、日本の肥田織里恵、界文子、東内那津未が出場し、東内が5位、肥田と界は予選落ちとなった。
また男子の部では、“韓国スリークッションの看板選手”チョ・ジェホ(NH農協カード)が、PBAツアー10戦で前年度優勝者のベルギー人選手フレデリック・コードロンの27連勝を抑えて決勝に進んだデビッド・ザパタにセットスコア4対1で勝った。
初優勝を飾ったチョ・ジェホは「本当に優勝したかった。2回も2位になったこともすごいことだと思っていたが、他の人の考えは少し違った。2回の決勝戦で体力的な部分が不足していたと思ったので、それ以降、長期戦でも体力が不足しないくらいの体力をつけたのが功を奏した」と述べた。
第2戦となるPBA TOURは7月14日から21日まで、ソウル市のメイフィールドホテルで開催される。
Copyrights(C)wowkorea.jp 5