ベルリン市にある「平和の少女像」(資料写真)=(聯合ニュース)
ベルリン市にある「平和の少女像」(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国の市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」が、ドイツの首都ベルリン市にある慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の存置を求める声明を現地の地方自治体に伝える。

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 正義連の李娜栄(イ・ナヨン)理事長など関係者が5日(現地時間)、同市のミッテ区役所を訪れ、世界の市民の声明を直接提出する予定だ。被害者の李容洙(イ・ヨンス)さんの手紙も渡す。

 正義連は先月24日から今月1日まで、少女像を守るための声明を募った。個人3万902人と527団体が韓国語の声明を、個人262人と25団体が日本語の声明を、個人153人と7団体が英語の声明を提出した。

 少女像は現地の韓国系市民団体「コリア協議会」が中心となり、2020年9月に1年の期限付きでミッテ区に設置した。日本側がドイツ政府とベルリン州政府に抗議したことを受け、ミッテ区は同年10月に撤去を命じた。コリア協議会が効力停止の仮処分を申し立てると、区はひとまず保留とした。その後、ミッテ区は区の都市空間芸術委員会の勧告により設置期間をさらに1年間延長し、今年9月28日までとした。

 一方、5月には、日本の岸田文雄首相が4月に行ったドイツのショルツ首相との首脳会談で少女像の撤去を求めていたことが明らかになり、批判の声が上がった。


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