安哲秀国民の力議員「電気を節約する市民運動が必要」…国民の力報道官「他人事のように要請するのは欺瞞」＝韓国

アン・チョルス（安哲秀）国民の力（与党）議員が7日、物価上昇が続くことに関連して「電気料金が上がるので電気を節約する自発的市民社会運動が必要だ」という趣旨の言葉を述べた。

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パク・ミニョン（朴敏英）国民の力報道官はこれに対し「国民に他人事のように要請するのは欺瞞（ぎまん）だ」と批判した。

安議員はこの日、中央日報とのインタビューで「（1997年の）IMF（通貨危機）の時や2008年の経済危機より、今後さらに厳しくなる。かつては国民が苦しさを共に分かち合い、金集め運動をしていたではないか」と述べた。

続いて「わが国は、電気や水を全世界で一番使う国だ。今や電気料金も上がるので電気を節約したり、何かを探して自発的に市民社会運動のようなことが必要な時だ」と示した。

朴報道官はこれに対しフェイスブックで「社会高位層、特に政界が率先垂範しない状況で国民に他人事のように『節約をしなければならない』と要請するのは欺瞞である。国民が安議員のこの主張は国民の力の党論、あるいは全体の考えだと誤解することのないようにという願いで私見を残す」と述べた。

朴報道官は「与党は経済危機に対して責任感ある解決策を提示しなければならない。また、確認された事実をもとに意見を述べなければならない」と主張した。

さらに「韓国の家庭の電気は累進税であり、OECD（経済協力開発機構）国家の中では使用量が最下位である。電気料金引き上げでその負担はより一層加重されるだろう。避けられないのだから説得し、負担軽減のための代案を提示しなければならない」と述べた。