全羅北道の元公務員を逮捕、共に民主党の予備選挙介入疑惑で=韓国(画像提供:wowkorea)
全羅北道の元公務員を逮捕、共に民主党の予備選挙介入疑惑で=韓国(画像提供:wowkorea)
今年6月に行われた第8回全国地方選挙に関連し、革新系野党「共に民主党」内での予備選挙に介入したとして、疑惑を受けている全羅北道の元公務員が逮捕された。

 全州地方裁判所は9日、公職選挙法違反の疑いで警察が申請したA氏に対する逮捕令状を発行した。担当判事は「犯罪の疑惑が疎明され、証拠隠滅の恐れがある」と令状発行の理由を明らかにしている。

 A氏は同党の約1万枚の入党願書写本を管理した核心人物だ。この入党願書は、警察が4月に「全北ボランティアセンター」を押収捜索する中で発見した。警察はA氏が、当事者の同意なしに受け取った入党願書をエクセルファイルとして整理し、「権利党員化」のための名簿まで作ったと見ている。

 警察の捜査が始まった後、A氏は携帯電話を変えるなど、行跡を隠そうとしたという。警察はA氏が同党の党内予備選挙に介入する意図を持って、このような作業をしたと見て捜査中だ。現在まで特定候補側がこれを組織的に指示したかどうかは、明確に明らかにされていない。

 警察はすべての可能性を念頭に置き、入党願いの流出経緯と他の政界関係者の関与疑惑などについても調べる計画だ。
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