「全知的おせっかい視点」に2週連続で出演した俳優チャン・ヒョク。(画像:画面キャプチャ)
「全知的おせっかい視点」に2週連続で出演した俳優チャン・ヒョク。(画像:画面キャプチャ)
ドラマ「最愛の敵〜王たる宿命〜」が終わり、今度は主演映画「ザ・キラー:死んでもいい子」(以下、「ザ・キラー」)が7月13日(水)より韓国と米国で同時公開される俳優チャン・ヒョクが、久しぶりにバラエティにゲスト出演した。番組は、MBCの観察バラエティ「全知的おせっかい視点」。7月2日(土)と9日(土)放送の2週にわたって登場した。

チャン・ヒョク の最新ニュースまとめ

バラエティに出演するチャン・ヒョクはこの数年でよく見るようになったので、それほど珍しくはないが、今回はデビュー26年目にして、日常を初公開するというのが目玉だった。マネジャーの情報提供によると、チャン・ヒョクは何かにハマると、そればかりするようになるという。例えば、15年やっているというボクシングだ。

朝、ボクシングジムでトレーニングをするシーンから始まった。そのトレーニングにも、20分の縄跳び、ダンベルを持ってシャドーボクシング、ミット訓練などルーティングがあり、それをひたすらこなしていた。決めたセットを終えないと、すっきりしないそうで、最近、年のせいか、自分で何セットをやったのか分からなくなってしまったときはもう1回やるのだとか。ちなみに、ボクシングシーンのとき、時代劇「推奴~チュノ~」のOSTであるGloomy 30’sの「Change」がずっと流れていた。もはや、チャン・ヒョクのテーマ曲になっているし、やはりこの曲が一番似合う(笑)。

ボクシングジムでのトレーニングが終わると、マネジャーがホットラテを持ってきた。365日、飲み物はコレなのだとか。そして、移動車に乗り込むと、新聞を声に出して読み始めた。発声練習の一環だそうで、これも20年以上続けているルーティンだというからすごい。

その後、グラビア撮影へ。一度撮影が始まると、持ち前の集中力を見せ、どのカットも完璧。あっという間に終了した。この間、何も食べていなかったチャン・ヒョクは、また次の場所へ向かう車中で、ようやくチキンテンダーを口にした。このチキンテンダーも2年ぐらいハマっているそうだ。

また、この移動中、マネジャーと台本の読み合わせをしている姿があった。しかも、マネジャーもしっかり感情を入れてセリフを言っていたのだ。チャン・ヒョクが演技を教えたらしい。そうしながら、チャン・ヒョクはそのセリフにはどんな意味が込められているのか、台本の分析もし、マネジャーに説明。そうすることで、マネジャーも作品を見る目を養っていけるというメリットが生まれるのだ。チャン・ヒョクは「高い講義だぞ」と笑っていたが、本当にその通りだ。このようにマネジャーに講義をしながら、台本練習をしている俳優は他にいるのだろうか。

さらに、若い頃、godのメンバーでもある俳優ユン・ゲサンが台本練習をするときのパートナーだったことも明かしたチャン・ヒョク。ユン・ゲサンに寝ている役をよくさせていたとか。お父さんから恋人役まで、ユン・ゲサンがチャン・ヒョクの練習相手になっていたので、今のユン・ゲサンの活躍を見ると、それが基礎になっていたのかもしれないし、うれしいと話していた。

最後の目的地はアクションスクール。映画「ザ・キラー」の試写会で見せるアクション演技を練習しに来たのだ。チャン・ヒョクは扇子を活用したアクションを華麗に披露。そして、ここでみんなと軽食を食べながら、アクションシーンでなるべく代役を使わなくなった理由を語ったのも興味深かった。

映画「最高(チャン)」を撮影していたとき、代役の俳優が気絶したのを見て、罪悪感を覚えたという。その後、その代役の俳優が立ち上がって、そのシーンを成功させたが、そのときに仕事はこうやるものなのかと思ったそうだ。上手いからやるのではなく、自分の仕事だからやるのだと。また、安全を重視している米国と違い、アクションシーンは強い意志で乗り切るしかなかった時代、韓国にハーネスを持ち込み、一番最初に使ったのは自分だということも明かしていた。

今やアクション俳優としての確固たる地位を築いているチャン・ヒョクだが、代役の俳優にリスペクトをしながら、アクションはたくさんやってきたが、常に怖くもあるとし、その状況に打ち勝てる勇気と意志が大事だとも。そのうえで、アクションはもうやらないとし、今回の「ザ・キラー」を最後にこれからはラブストーリーをやると言っていたが…。今回公開された一日を見る限り、このストイックさや、ハマったものは続ける性格であるところをみると、アクションもまだまだ続けそうだが、果たして?

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