ホ・ジュニ教授(左)と、同教授の長男ホダンくん(右)(画像提供:wowkorea)
ホ・ジュニ教授(左)と、同教授の長男ホダンくん(右)(画像提供:wowkorea)
「数学のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞を受賞した、米プリンストン大学数学科のホ・ジュニ教授は13日、記者会見で父として育児を行い、時に息子と共に数学を学ぶと、自らの教育法を紹介した。息子と遊ぶ時間を最大限確保し、待ってあげることが情緒、思考力の面から助けになるという考えからだ。

この日ホ教授が紹介した数学遊びの方法は、ごく簡単だ。息子が13個×10列並んだ計130個の円を正確に数えられるかを聞き、これに答えるというものだ。ホ教授は「息子が数学問題を毎日1問ずつ作って私が解くと、息子がこれを採点して返してくれる」と説明した。

こうした方法を取るのは、ホ教授自身も数学を純粋に楽しめなかった時期があったためだ。教授は「学生時代、必ず数学が得意でなければならないというプレッシャーがあり、数学に魅力を感じず楽しくない科目と考えたこともあった。世界の数学者たちの多くは数学を楽しく研究しているが、人間の本質は同じなので数学の魅力にまだ気づいていないだけで、考え続ければその魅力を理解できる」と説明した。

最後に教授は数学を学ぶ際、楽しい気持ちを持つことが大事だと強調し続けた。「問題が難しいからこそ楽しいのであり、マラソンや重量挙げに楽しく挑戦するのもこうした理由から。ただし10~12時間過度に運動すればけがをするように、一時的なストレスに負けないよう休む時は休み、万全の状態で数学に取り組めば実力もつき、成長し続けることができる」と話した。


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