週末クィアフェスティバル・コンサートにオールスター戦まで…防疫当局「緊張」=韓国(画像提供:wowkorea)
週末クィアフェスティバル・コンサートにオールスター戦まで…防疫当局「緊張」=韓国(画像提供:wowkorea)
オミクロン下位変異の一つとして感染力が高いと知られているBA.2.75が韓国に初めて流入し、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が増えている中、今週末ソウルでは様々なフェスティバルが開催され、防疫当局は警戒を強めている。

 16日、ソウル市と警察などによると、週末の17日までソウル・ソンパ(松坡)区オリンピックメインスタジアムで行われる「PSYずぶぬれショー2022」に約10万人の観客が集まるものと予想される。同期間、チャムシル(蚕室)室内体育館では「スーパージュニアコンサート」が開かれる。

 この日午後には蚕室野球場で「2022プロ野球オールスターゲーム」が開かれ、約4万人の野球ファンが集まるなどソウル松坡区一帯に計15万人余りの観覧客が大挙集まるものと予想される。ソウル広場、ソウル市議会近隣では国内最大規模の性的マイノリティのフェスティバルである「ソウルクィアフェスティバル(SQCF)」も予定されている。「同性愛反対」団体の対抗集会も開かれる見通しだ。

 防疫当局は、ソウル都心で大規模なイベントが相次いで開かれ、コロナが再拡散するのではないかと心配している。前日午前0時基準の新規感染者は3万8882人で、4日から毎週2倍ずつ新規感染者が増える「ダブリング」現象が続いているからだ。

 政府は直ちに防疫対応策は変更する必要はないとしながらも、4次接種を強調した。防疫当局は「現在までは直ちに対応策を変更する必要はないと見ている」としながらも「高齢層などを対象に先制的に施行してきた4次接種対象を拡大する」と明らかにした。
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