旧統一教会の元ナンバー2、安倍元首相銃撃事件について謝罪「深く責任を痛感…献金は大理石宮殿に」(画像提供:wowkorea)
旧統一教会の元ナンバー2、安倍元首相銃撃事件について謝罪「深く責任を痛感…献金は大理石宮殿に」(画像提供:wowkorea)
安倍晋三元首相を殺害した山上容疑者の犯行動機が「実母の統一教会への1億円献金」だと明らかにした中、日本で集まった献金が宗教団体「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)」の“大理石宮殿”に使われたという主張が出てきた。

 ムン・ソンミョン(文鮮明)総裁に続くナンバー2と呼ばれていたクァク・ジョンファン元世界会長は19日、ソウル市内のコリアナホテルで記者会見を開き、「日本の家庭連合は無理に集めた献金を韓国に送金しているとみえる。こうして集まった献金でカピョン(加平)郡に天文学的な資金が投入される華やかな大理石宮殿を建てている」と述べた。

 クァク元会長は「統一運動(統一教会の活動)を掌握した現教権指導部はムン総裁の願いと違って10年過ぎた今でも当然だというように日本の家庭連合からの献金に全面的に依存している」と強調。

 そして「日本の献金が統一教会の世界的な活動に大きく後押しされ、寄与したことも多い。献金を悪い運用をして使った。献金を受け取った教会は、責任を感じなければならない」と述べた。

 続けて「統一運動にかかわった人間として今回の安倍元首相銃撃事件から自由になれない。狙撃犯の犯行動機が献金問題で日本の家庭連合に対する怨恨に関連しているということを聞いて、深く責任を痛感した」と明かした。

 同時に「今回の事件は残念ながら統一運動が本来あるべき場から完全に脱してしまったために起きた事件だ。統一教会で一番長く最高位の指導者としていたので、自ら安倍元首相の死に責任はないとは思っていない。心からお詫びしたい」と述べた。

 クァク元会長は1958年に統一教会に入会し、初代世界会長、統一グループ会長などを経て教会内のナンバー2となった人物。ムン総裁の三男ムン・ヒョンジン氏の義父であるクァク元会長は、統一教会内部指導者たちとのいざこざがあり、教会を出たと伝えられている。

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