今月13日には、行政安全部(部は日本の省に相当)の2022年青年村全国発足式が、慶尚南道・ハムヤン(咸陽)で開かれた。ことし、青年村として選ばれた地域は、江原道のソクチョ(束草)市、テベク(太白)市、ヨンウォル(寧越)郡、忠清南道のアサン(牙山)市、テアン(泰安)郡、全羅北道のグンサン(群山)市、全羅南道のカンジン(康津)郡、慶尚北道のキョンジュ(慶州)市、ウィソン(義城)郡、イェチョン(醴泉)郡、慶尚南道のハドン(河東)郡、咸陽郡の計12か所。
農林畜産食品部も今月8日、青年女性を対象にした地方暮らし産業である「田舎姉さんプロジェクト」を14日から実施すると発表した。
中央政府の支援事業ではなくても、自治体で地方暮らしプログラムを作ったりもしている。慶尚南道では2日、下半期からミルヤン(蜜陽)市、ウィリョン(宜寧)郡、コソン(固城)郡、ナムヘ(南海)郡、咸陽郡の5か所で青年地方暮らしプログラムを実施すると明らかにした。
行政安全部と忠清南道コンジュ(公州)市が共に主催した地方暮らし事業「小都市冒険リーグ」第2期に参加したパク・ジンソさん(28)は現在、公州市に定住した。「私の手で私だけのプロジェクトを企画した経験は貴重だった。なくなっていく自尊心を取り戻せた機会だった」と評した。また「ずっと競争する人生を歩みたくなかった。就業の提案を受けて公州に定住することにした」と説明した。
若者たちが定住する秘訣は「コミュニティー」だ。これまでは施設や設備などのインフラ構築に力を入れてきたが、これからは若者と共にする村の共同体の活性化で地域を生かしていく。
地方暮らし旋風の最初となった木浦の「大丈夫村」も細かいコミュニティー管理で青年60人のうち半分ほどが定住した。
「大丈夫村」のホン・ドンウ代表は「若者同士でプロジェクトを企画・実行し、発表して、別れるのが初期の企画だった。予想していなかった60人中30人ほどの若者が地域に残って暮らしてくれた」と明らかにした。
地方暮らしプロジェクトは、青年層の技術力と共に地域の発展に寄与している。行政安全部住民参与協業と市民協業チーム長のファン・ソクヨン氏は、「青年たちの感性は若い。事業の主導権は青年にあり、伝統的な地域産業に革新的な技術を加えることができる機会となった」と強調した。
行政安全部の事業の中の一つである「むしろ河東村」の場合も、「むしろ技術が必要なところは河東」というスローガンを掲げた。ITとデザインを活用したローカル創業を奨励する地方暮らしプログラムだ。
農林畜産食品部が主催した「田舎姉さんプロジェクト」の場合は、これまで地方の女性たちが主軸となってプログラムを構成していた。農事ファンドのパク・ジョンボム代表は「地域にもともと住んでいた女性たちが中心になって、外部からの若者たちを拡大できるプログラムを企画した」と明らかにした。パク代表はプロジェクトのマネジャーを担当している。
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