批判続く「アユクデ」2年ぶりのカムバックにも…ファンの人権侵害議論も巻き起こる

MBC「アイドルスター選手権大会」が2年の休止期を経て、今年の秋夕に帰ってくる。しかし、今回も廃止論が浮上したのに続き、ついにファンの人権侵害議論まで起き、ファンたちの間での熱い議論を呼んでいる。

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今年MBC「2022秋夕特集アイドルスター選手権大会」(以下「アユクデ」)は7月30日と8月1日の2日間、高陽（コヤン）総合運動場体育館で収録を行い、2022年秋夕連休に放送される予定である。

「アユクデ」はアイドルたちが様々なスポーツ種目に挑戦し、勝負を決める番組。多くのK-POPグループが一堂に会するだけに話題性は自然と高まり、頭角を現すアイドルには「体育ドル」、「運動ドル」などの愛称が誕生したりもした。新鋭アイドルたちも活躍する場となり「アユクデ」は名節の代表番組ともされてきた。

しかし、「アユクデ」には副作用も多い。まず負傷問題が提起されるが、これはパフォーマンスをしなければならないアイドルには致命的となり、ファンの心配は大きい。また、長時間の収録でファンとアーティストの疲労はもちろん、特に収録に参加するファンを収録現場に閉じ込めているとも言われる状態で過度なルールを加えるというパワハラ議論も浮上した。それだけでなく、オファーに応じない場合、不利益を受ける可能性があるというあるアイドルの発言が話題を集めたりもした。

今年の「アユクデ」もやはり、各所属事務所からのお知らせにより、同じような議論が広がった。これによれば今回の「アユクデ」は午前5時30分に収録を開始するが、収録終了予定時間はその日の午後9時である。その中で該当のお知らせには途中退場が不可で、防疫により、飲食が禁止されているという点が記されていた。

「アユクデ」はファンの参加が必須である。ファンは好きなアイドルを応援するため、現場を訪れるほかはないが、このように飲食も不可能で途中退場まで禁止するのは、それこそパワハラであり人権侵害という批判が続出した。新型コロナウイルス感染症がまだ不安定な状況で、あえて数多くの人員を集め、「アユクデ」の開催を強行することと矛盾する行動である。

波紋が広がると、結局「アユクデ」側は途中入場が可能であり、食事も途中退場をして行うことができると修正した。それでもこの間「アユクデ」を巡る視線が良くなかっただけに依然として怒りは続いている。2年ぶりに帰ってきた「アユクデ」は歓迎されるどころか、収録前から批判が上がった中で無事に収録を終えられるか、今回の「アユクデ」はまた別の新鮮さを披露することができるか注目される。

一方、今年の「アユクデ」はメインMCとしてチョン・ヒョンム、「FTISLAND」のイ・ホンギ、「TWICE」のダヒョンが集まり、陸上(短距離・リレー)、アーチェリー、ダンススポーツ、フットサル、eスポーツの計5種目が確定した。