「李在明氏妻の法人カード流用疑惑」で死亡した参考人、個人カードが「すり替え」に利用=韓国(画像提供:wowkorea)
「李在明氏妻の法人カード流用疑惑」で死亡した参考人、個人カードが「すり替え」に利用=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国革新系野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)国会議員の妻、キム・ヘギョン(金恵景)氏の「法人カード流用疑惑」を巡り、警察の調査を受けた後に死亡したAさん(46)の個人クレジットカードが、キョンギ(京畿)道庁の法人カードとすり替えるために利用されたことが分かった。

 捜査当局は29日、Aさん名義のクレジットカードが、すり替えを目的にして事前の支払いに使われたと明らかにした。法人クレジットカード疑惑の核心人物である前京畿道庁総務課のペ氏が、Aさんの名義カードで飲食代などをひとまず支払い、これを取り消した後、京畿道庁の法人カードで再び支払う方法を用いたという。

 Aさんは参考人調査後の26日、スウォン(水原)市ヨントン(霊通)区にある自宅で死亡したまま発見された。

 警察はAさんが自殺したものとみているが、正確な死因を把握するためにこの日午前、Aさんの遺体を国立科学捜査研究院に解剖するよう依頼した。

 警察関係者は「Aさんは金氏の側近(ペ氏)の知人だ。ただ、重要参考人でもなく、再び調査する理由もなかった。なぜ死を選んだのか、理由が分からない」と説明した。

 一方、Aさんは京畿道傘下の公共機関である京畿道経済科学振興院で非常任理事を務めていることが分かっている。まだ任期も残っており、疑惑が拡大している。Aさんは元国軍機務司令部の要員で、2009年から2018年まで城南地域を担当する情報要員として働いた。当時、市長は李議員だった。

 文化日報は29日の社説で、Aさんとペ氏との特殊な関係を示唆する情況も相次いで出ていて、李議員を中心にしたコネクションが疑われていると指摘した。同紙は「大庄洞開発疑惑や弁護士費の代納疑惑など、李議員と関わった事件の関係者が死亡したのはこれで4人目だ。一点の疑惑も残さない、聖域のない捜査が急がれる」と求めた。

■自殺を防止するために厚生労働省のホームページで紹介している主な悩み相談窓口
●こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556
●よりそいホットライン:0120-279-338、岩手県・宮城県・福島県から:0120-279-226
●いのちの電話:0570-783-556
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