カカオエンターテインメント、韓国最大の不法ウェブ小説サイト「ブックトッキ」を刑事告訴=韓国(画像提供:wowkorea)
カカオエンターテインメント、韓国最大の不法ウェブ小説サイト「ブックトッキ」を刑事告訴=韓国(画像提供:wowkorea)
コンテンツ事業を手掛けるカカオエンターテインメントは29日、ウェブサイト「ブックトッキ」の運営者を、著作権法違反の疑いでキョンギド(京畿道)南部警察庁サイバー捜査課に告訴したと2日、発表した。

ウェブ小説の不法流通サイトに対し、もっとも強力な法的措置となる刑事告訴をするのは今回が初めて。

「ブックトッキ」は他の不法サイトと同様、ウェブサイトに不法賭博・わいせつサイトのバナーを掲載し、広告収入を得る用途で創作物を活用していた。

カカオエンターテインメントはこれまで、「ブックトッキ」が世界的な検索エンジン上に浮上しないよう検索を遮断し、韓国からの接続も遮断した。「ブックトッキ」と類似したドメインで、不法なコンテンツ流通が犯罪であることを知らせる誘引サイトを運営したほか、「ブックトッキ」閉鎖に向けた方策として今回の刑事告訴に踏み切った。

同社は業界で初めて、世界規模で不法サイトに対応するタスクフォースを結成。昨年は不法サイトの運営者を相手取り、10億ウォン(約1億円)の損賠賠償訴訟をソウル中央地方裁判所に提起し、これを通じて不法流通サイトの運営者をけん制した。

6月には不法ウェブ漫画サイト225万件の接続遮断と、不法コンテンツ流通による被害額2650億ウォン(約265万円)分の阻止、不法検索キーワード約2000件の発見と遮断など、目立った成果を盛り込んだタスクフォース白書も発行している。

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