大手船会社が相次ぎ実績上昇、下半期にピークアウトの展望に反し=韓国報道(画像提供:wowkorea)
大手船会社が相次ぎ実績上昇、下半期にピークアウトの展望に反し=韓国報道(画像提供:wowkorea)
デンマークの海運大手「APモラー・マースク」は、ことしのEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が約370億ドル(USD、4兆9946億円)、EBIT(金利税引前利益)が310億ドル(約4兆1841億円)になるとの予測を2日(現地時間)、発表した。同社はことし、EBITDAの予測値を2回にわたり上方修正した。

ドイツの同業「ハパックロイド」は7月28日、年間EBITDAが195億~215億ドル(約2兆6319億~約2兆9019億円)、EBITが175億(約2兆3620億円)~195億ドル規模になると予想した。3月に発表したEBITDA予測値から、75億ドル(約1兆円)上方修正した数値となる。

ピークアウトが憂慮されるなか、主要な船会社の実績が上昇している背景には、長期契約効果があると分析できる。通常1年単位で契約が結ばれる長期契約の料金は、昨年より高水準を維持している。

韓国では、HMM(旧現代商船)の年間営業利益が上昇する展望だ。金融情報会社のFNガイドによる、ことしのコンセンサスでHMMの年間連結営業利益は、前年比49.5%増の11兆310億ウォン(約1兆1405億円)となった。6か月前の予測値から41.7%増加した。

海運業界の関係者は「ことしは主要航路の長期契約運賃が2倍以上、上昇している。長期契約を結んでおいた船会社は、短期的に運賃が下落しても当分は大きな打撃を受けないだろう」と話した。

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