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同会議では新型コロナウイルス感染症の再流行に関する対応策や、軍内の人権侵害予防についても話し合われたという。
国防省は「北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記が先月27日、戦勝節記念行事の演説を通じて、3軸体制の復活と米韓連合演習などを強く非難した。7回目となる核実験の準備が終わったことを考えると、戦略的・戦術的挑発を敢行する可能性があると評価した」と明らかにしている。
続けて同省は「このような状況評価をもとに、会議の参加者は確固たる軍事態勢を維持し、核心戦力の常時運用態勢および作戦綱紀を確立すべきだということに共感した」と伝えた。
金総書記は演説で「韓国側が北朝鮮に対して先制打撃など試みた場合、報復する」とし、「尹政権と韓国軍は全滅するだろう」と脅かしたという。
李氏は会議で「北朝鮮の挑発可能性が依然として存在する状況だ。軍事態勢を強化しながらもUFS演習が予定通りに行えるよう、指揮官たちは十分な準備と厳正な綱紀を確立せよ」と指示した。
会議ではUFS演習のために、中央省庁と地方自治体が主管する訓練を積極的に支援するなど、演習および訓練成果の向上案についても話し合った。
これと共に、この日の会議では最近軍内で発生している人権侵害事件や事故を分析し、根絶するための方案も討議している。
同省は会議で「現状況の厳しさを認識し、前近代的な人権侵害を根絶するという覚悟を持てるように、全将兵が共感してほしい」と強調。
とくに事件発生時、加害者と傍観者は例外なく法令に基づいて厳重措置し、加害者と被害者の分離、相談や病院診療など被害者に対する細心の保護対策を講じるようにした。
李氏は「今日討議した人権侵害予防対策は、現場の実践が何より重要だ。指揮官から二等兵まで全隊員が共感できるように、指揮官が日頃から教育や点検などに努力してほしい」と求めた。
会議では新型コロナウイルスの再流行に備えて、活動の一律的制限は最小化するものの、コロナに対する対応を強化することにした。
軍は12日から入営前にPCR検査を再開し、休暇や出張から帰ってくる兵士に対して、症状のモニタリングを強化し、密接接触者検査の範囲を拡大する。
この他に同日の会議では、中部地方の大雨被害が拡散する状況で、軍部隊内の排水路など脆弱(ぜいじゃく)施設に対する徹底した点検と積極的な社会支援などについても話し合われた。
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